今夜も長湯気分

誰に聞かせるわけでもない日々のこと

お盆

お盆である。お盆は実家に帰って両親とか兄弟とか親戚に会って実家の居間でゴロゴロしたり墓参りしたり夕方になれば仏壇にお経をあげたりちょっとご馳走を食べたり懐かしい友に会ったりしたいのである。しかし今年も帰省は叶わなかった。県外への移動を自粛せよという職場からのお達しである。仕方がない。妻子は実家に帰ったが、私だけがこちらに一人残ることになった。

 

そんなわけで今日は一日一人である。10時過ぎに目を覚まし、コーヒーを淹れ目玉焼きを焼いて食パンに乗せて食べた。風呂掃除とトイレ掃除を済まし、洗濯を終えるともう13時であった。だらだらしていたら14時を過ぎ、山下達郎のサンデーソングブックが始まった。途中まで聞いたところであとは車の中で聞こうと出かけることにした。

 

目指したの市内の美術館。鉄道の展示と現代美術の展示。現代美術のアーティストがこの街に住んで作品を作ったという展示。単純な田舎礼賛になってなくて、その点は良かった。その後は近くの歴史館へ。戦争の展示。目新しいものはないがそれでも蒸し暑い中で見る戦時中の品々はこちらに訴えかけてくるものがあった。

 

その後、山奥で期間限定でやっている美術館へ。ロケーションもよく、時間帯もちょうど日が暮れるころで山間の町並みを見ながら少しセンチメンタルな気分に。「何か壁に描いていきませんか」と言われたので大山の稜線を描いて、作家の方と少しお話をした。

 

さらに山の上に登って大山寺の大献灯へ。天候のせいか一昨年に比べると灯りも人も少なく少し寂しい。大山寺まで登って下山。

 

それにしても先週から見始めた「世界の中心で、愛を叫ぶ」はもう5話である。早くもここからは悲しい展開だなあ。綾瀬はるかの奇跡のような可憐さ。素晴らしい。